ラムレザーの寿命はお手入れより選び方!ポイントはたった5つ業界36年のプロが解説|裏側もプチ暴露 

ラムレザーとは
この記事は約16分で読めます。

 

レザーマイスターnob
レザーマイスターnob

こんにちは、レザーマイスターnobです

ラムレザーいいですよね♡

お客様から「どのくらい持ちますか」

という質問をいただくことが多いんです

 

 

羊子ちゃん
羊子ちゃん

お安いものじゃないし

そこは気になるわ。。。

 

レザーマイスターnob
レザーマイスターnob

どの情報をみてもお手入れの

ことしか書いていません

長く着用したいならお手入れの

前にどんな商品を選ぶか

最も重要なんです

 

 

*このブログはこんな方に向けて書いています*
  • ラムレザーのコート(ジャケット)が欲しいけどどのくらい持つのか気になる
  • 高いお金を出すわけなので寿命を知っておきたい
  • 長く使うために必要なことを知りたい

 

 

気になるお手入れについて、誰よりも詳しく書いたブログはこちら↓

 

お手入れをどんなにしたとしても途中で着なくなってしまえばそこで寿命。

長く着用するために大事なのはこの5つ。

 

【素材の種類】
上質な羊革

【色】
レザーは黒という先入観は捨てる

【価格】
プライズに縛られずまずは試着
安い物に手を出さない

【デザイン】
シンプルなもの

【メーカー】
レザー専門メーカーか
アフターケアができるのか

 

この5つがクリアできれば15年ぐらいまでは着用可能です。

短くても10年とみておけば間違いありません。

 

なぜこの5つが重要なのか、その理由を詳しく解説していきます。

 

 

*これを書いている私*
23歳から59歳の現在に至るまで35年間レザー業界で仕事をしています。
全国の大手百貨店でオリジナルブランド『nobstyle』を展開中。
レザーマイスターとして全国の百貨店出向きお客様にご紹介しています。
ショップチャンネルにも出演。
[レザーの商品開発][レザー専門の営業から販売]両方の業務に30年以上携わっている人はいないので知識や経験においては日本でもトップクラスだと思います。
そんな私がラムレザーの豆知識やメンテナンス、お客様のお悩みについても書いていきいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

 

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ラムレザーの寿命はお手入れより選び方 ポイントは5つ!

①素材感 きめが細かい素材(柔らかさだけにだまされない)

オシャレ着ならばラムレザーを選ぶ。

※バイカーは牛革の厚みのある商品にしてください。
ここでは牛革は触れません、あしからず。

ラムレザーは1歳未満の子羊の皮革です。

しなやかで柔らかいのが特徴(ラムレザーの特徴はコチラ

 

注意しないといけないのは世の中にレザーの専門知識をもった会社や販売スタッフが少ないこと。
間違ったご案内をしてしまっているケースが多々あるようです。

例えばシープ(大人の羊)なのにラムと接客したり、合皮なのに本革と案内するなど。

 

時と場合によってはお客様自信が見極めないといけないのです。
ラムとシープの間違いならまだいいのですが、合皮をレザー(レザーは本革の意味)と思い込み購入されている場合があります。

本革と合皮の見分け方はコチラ
レザーを買いにいく前にちょっと頭に入れておいてくださいね。

 

本題にもどりますが、注目すべきは「キメ」

 

どういうことかと言いますと…

人間と同じで若い方のお肌はキメが細かい。

例えて言うなら、私のような50代のお肌はクリームをたくさん塗り込まないとしっとりしないけれど若い方のお肌はお手入れを怠っていてもツヤツヤ。

 

これと同じです。

柔らかいのにハリがある。

そして吸い付くようなタッチ。

 

上質なラムレザーは原皮自体に能力があるので余計な手を入れをしなくてもひび割れなどしにくい

 

それだけでなく

キメが細かい皮膚の細胞が詰まってる ←ここが大事。

 

皮膚の細胞が詰まっているということは「丈夫」なのです。

 

同じ条件で写真を撮れていないので比較にはなりませんが違いはこんな感じ。

 

シープ↓は肌の表面が明らかにちがいます。

厚みもあり重くなります。

経年変化が「味」ではなく「くたびれ」となって表れてくる可能性があります。

 

 

 

 

 

こちら↓がかなり上質なラムです。

キメがかなり細かく、どの部分を写しても美しい。

着用すればするほど味が出て、更に価値が上がる、そんな点も魅力です。

 

 

 

 

 

 

まずは実際にお店で商品の表面を見てみてください。

いろいろ見ていくとわかってきます。

 

もうひとつの目安は価格です。

価格は素材の良し悪しに直結します。

 

これは③で説明したいと思います。

 

 

【ひび割れしそうだなぁ、と感じたら】

乾いたタオルに少し取り、気になる部分に薄く伸ばして塗り込んでください。

 

②色 黒にこだわらない

36年のプロとして強くお伝えしたいことがあります。

 

レザー=黒

黒にしておけば無難

 

「そうそう」

とうなずいた方、多いはず。

↑こんな風に着れたらかっこいい!でも…ちょっと待てよ、です。

 

あくまでも36年商品開発&何万という方の接客をしてきたnobの統計です。

40代・50代・60代になっていくとデザインにもよりますが黒のレザーが似合わなくなってきます

ハードになり黒のレザーに負けてしまうから。

 

似合うのは全体の1割以下です。

 

いわゆる「ミセス」の方は黒のライダースなどハードタイプのレザーが段々と似合わなくなる方が多いのです。

つまり、着れなくなった(似合わなくなった)時点で商品の寿命が来たということ。

 

 

レザーの寿命は素材の寿命だけではないということを忘れないでください。

 

色選びの重要なポイント

  • 「レザーは黒」という先入観は捨てること⇒選択肢は幅広く
  • 使いまわしのきく色を選ぶこと⇒初めての方は特に
  • 「撥水」加工が施されてない場合は濃いめの色を選ぶこと

 

撥水がかかっていれば汚れが付きにくいので明るい色が選べます。

明るい色は「いかにも革ジャン」感がなく、優しい雰囲気にまとまりますのでレザーが苦手という方にもおすすめです。

 

レザーの発色はとても良くなっています。

色々と選べますので楽しんでください。

 

レザーマイスターnob
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黒がご希望の方で、ハードになりがちな方には

ブラウンやネイビーに外し、黒のインナーと合わせていただくようなご提案をしています

 

ちなみに私は「ベージュピンクやトープ」をしょっちゅう着ています

yuccaレザーは撥水がかかっているので汚れも付きにくいから

安心なのです

 

【ポケット口など色がハゲてしまったら】

いろいろなメーカーから出ていますが、コロンブスなら安心です。

微妙な色は少し混ぜて色を近づけてください。

ソファやバッグなどにも使えるので、単色で持っているよりも色が一通りそろっている方が即解決するのでカラーセットがいいかなと。パレットも筆も付いているのもいいですね。

 

③価格 価格から商品を選ぶと失敗します

①でご説明したように上質な素材ほどお手入れが少なく長持ちします。

つまりこういうことです。

 

上質な素材⇒素材の能力が高くしっとり⇒ひび割れしにくい

お手入れはひび割れを防ぐものなので、お手入れが少なくてすむ(又はいらない)

 

 

素材ランクが低い⇒素材の能力が低い(乾燥し易い)⇒将来的にひび割れの可能性がある

こまめなお手入れが必要

 

当然価格に反映されます。

上質な素材>ランクの低い素材

 

ここからはぶっちゃけます(^^;

 

私の会社のように「自社でデザイン」「自社で直接発注」「自社から直接百貨店※1」と中間マージンがなくてもジャケットで6~8万円、コートで10~18万円(ネットなどのECサイトはこの価格の70~80%  あくまでも目安)

◇弊社商品は撥水加工・防汚加工済み

※1)百貨店手数料含む

 

直接商品をオリジナルで作らせることができるメーカーは日本だと数社(片手)だと思います。

大概は商社経由、もしくは買い付け。

当然中間手数料がはいりますのでさらにお高くなります。

 

 

 

 

お安い場合は…ちゃんと理由があります。

  • 素材のランクが低い
  • 2-3年の型落ち
  • 在庫処分(売れ筋ではないということ)
  • 大量生産(相当の量でなければ売値に直結しない)

 

 

お高い場合…高いなりの理由があります

  1. 素材が相当いい
  2. ブランド料
  3. 中間マージンあり
  4. 値下げした場合にも利益が残るように初期価格を高めに設定⇒値下げすることでお得感を出す販売方法(例:20万ですが今なら10万という値引き販売)

同じ価格でも理由は様々です。
4は論外ですがまだこのような業者はあります。
安くしてもらうとお得感いっぱいですが、騙されないで。
損して商売をする人などいないので。

見極めは難しいですが、オリジナルで製品を作っているレザーの専門の会社ならば高い・安いは素材の違いになる、ということです。

 

レザーに限ったことではありませんが良いものを特価で作れるわけがない。

常識より安い商品には必ず訳があるのです。

 

冷静に考えればおわかりですよね。

Instagramやってます💛レザーをわかりやすく解説中~

 

④デザイン 長く着るにはトレンドに左右されにくいシンプルなもの

前にも述べましたが、ラムレザーの寿命は素材の寿命だけではありません。

 

  • デザインが流行遅れになる
  • 飽きる
  • 体型が変わる

 

長く着用したいのであれば、やはりシンプルなデザインを選ぶべき。

トレンドはボトムスやインナー、また靴等で取り入れることが可能です。

 

流行が出やすい部分としては「襟の形」

特にテーラードカラーは短いスパンで変化するので、定番のようで一番流行に左右されてしまうデザインなのです。

着丈や全体的な雰囲気にもよりますが、レザーのテーラードジャケットは硬い印象になり、現在のカジュアルな服装にマッチしないことも多々あります。

 

長年携わる中で常に人気なのは

「ノーカラー」

「フード」

「スタンドカラー」

 

 

私が開発した商品の「フードコート」はなんと25年以上ベストセラー・ロングセラーです。

他社に真似をされてしまうぐらい人気。

常に大人気でバイヤーさんからも、必ず作って、と言われる商品です。

※こちらの商品は現在オンラインショップでは取り扱っておりませんがご希望の方はご連絡ください。在庫をお探しします。

 

つまり流行に左右されず素材の味がより良くなる商品なら25年でも飽きずに着られる、ということです。

 

 

繰り返しますが「寿命」を意識するならば、デザインはシンプルがベストです。

シンプルなデザインは

  • 飽きにくい。
  • 着る場所を選ばず日常のスーパーマーケットにも着ていける。
  • 着用頻度があがりる

 

体型については常に意識して、健康ためにも美しさのためにもキープするよう頑張ってくださいね。

どうしても体重が減らない、健康のためにも減らしたい、真剣に取り組みたい、そんな方はご相談ください。アスリートフードマイスターの私がマンツーマンで指導します。40代以上と限定させていただいています。

ちなみの減量の成功率は100%です(50代以上と10代アスリート)。
アスリートの増量の成功率は60%ぐらい。
増量は難しい。

 

 

 

 

 

⑤作っているメーカーを確認 先々相談できる専門メーカーなのかどうか

良い商品をできるだけ長く着用したいわけですよね。

 

例えば大好きで5年着ていたのに

「引っかけて破れてしまった」

「ボタンがなくなってしまった」

「心配事がおきて相談したい」

 

こんなとき、どうしますか?

 

 

かけこむ場所がないと

「寿命だと思って着るのを諦める」

 

一般の修理業者さんだと

「積極的に受けてくれない」

「直すのが高い」

 

しかし、メーカーが対応してくれるのがわかっていたらどうでしょう。

「あ、メーカーに連絡してみよう」

「会社名をネット検索してみよう」

安心ですよね。

お客様相談窓口はコチラ専門スタッフがお答えします

 

メーカーは修理が商売ではなくサービスなので加工料も平均して良心的です。

 

何度も言いますが、「寿命」は素材が悪くなるだけではないのです。

 

購入するときに、後々の相談場所どこまで受けてくれるのか、聞いてみましょう。

 

そして相談したときに、快く、スピーディの対応してくれるかどうかもチェックしておくといい。

 

つまり、そのメーカーに

 

「専門スタッフがいるのかどうか」

「お困りのお客様に対応できる体制が整っているのか」

 

がわかります。

 

同じトラブルでも対応してもらえなかったらそこで商品は「寿命」

対応してもらえ、解消したらまた着用できる。

 

この差は大きいです。

【雨の日にレザーが着れたらと思っている方】
yuccaではレザーの撥水加工サービスを承っています。
皮革であれば大概大丈夫(ファー部分は撥水不可)

料金など詳しくはコチラ

 

お客様相談窓口はコチラ専門スタッフがお答えします

 

ラムレザーを長く着用するための商品選びのまとめ

 

  1. 素材の吟味⇒きめを確認(柔らかさだけにとらわれない)
  2. 色⇒黒にこだわらない(先入観を捨てる)
  3. 価格⇒安い商品に流されない(色々試着してみて見極める力を養う)
  4. デザイン⇒シンプルなデザインは長く使えるということを念頭に置く
  5. メーカー⇒長く着用するからこそ駆け込めるメーカーなのか確認する(専門スタッフがいるメーカーがベスト)※ブランドさんもレザーの専門スタッフがいる会社は少ないと思います

 

 

素材や価格についての補足

安い商品を選ぶのがダメなわけではないのです。

素材のランクが下がるとひび割れのリスクが高くなるので「こまめなお手入れが必要になる」ということ。

 

良い素材は(仕上げ方にもよる)過度なお手入れはプラスにならないので日常は着てかけておくだけでいい、大事なポイントですね。

 

 

最後ちょっとだけ宣伝

yuccaレザーはお客様が10年15年と着用できるよう、素材・撥水加工・パターン・価格・アフターケアなど細部にこだわって商品開発をしています。

特に雨や雪の日に使える(シミになったりしない)

風を通さないラムレザーですから天気の悪い日に着られたら最強です。

実は大きなポイントです。

 

yuccaのラインナップをご紹介(ほんの一部です)

台形スカート

履き心地抜群です。
タイトスカートが優しくなった感じです。

大きなサイズもあります。

[写真準備中]
ご興味のある方はお問合せください。

 

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問い合わせのみ、でもOKです。

お気軽にどうぞ。

 

フレアースカート

シルエット抜群

大きなサイズもあり

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お助けアイテム「レギンス」

どうせなら、すっきりと履きこなしたいですよね。

ダイエットや運動はなかなか続かないのでそんなときにはコレを履いておくとかなり印象が変わります。

 

 

補正下着は何万もするし失敗すると怖いし。。。

これなら3000円ちょっとで変えるので気軽に購入できますよね。

わたしはこんなお助けアイテムも使っています。

タイツ

レザーには厚みがあるのでタイツを履くなら80デニールぐらいの透けないタイプがバランスいいと思います。

温かいのでショートブーツと合わせてもいいしタイツ使いはおすすめです。

 

 

レザーパンツ

レザーパンツは一度はくとやめられなくなります。

風を通さないので特に寒い地域の方は暖かタイツと組み合わせたら最強です。

 

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ラムレザーフード付きコート

このコートがベストセラー・ロングセラーです。

ラムレザーのフード付きコートを掘り下げた記事はコチラ。

こちらの商品は現在オンラインショップには掲載していません。
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レザーノーカラーコート

ノーカラーコートはマフラーを巻けば防寒着、軽く羽織れば風よけとして使うことができます。

カジュアルにも使えるのにきちんと感も出せる万能アイテムです。

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話がそれましたが、ラムレザーの寿命はお手入れだけではないことをおわかりいただけたかと思います。(プロが解説する詳しいお手入れ方法はコチラ

参考までに私が20年近く使っているクリーナーがコレ
いろいろ試して一番汚れが落ちるので使い続けています。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

今年楽天ショップを卒業してオンラインショップをオープンしました。

コチラからどうぞ。

随時商品を上げて参ります。

 

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レザーに関するご相談はコチラから

お気軽にお問合せくださいね。

 

 

 

 

 

 

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