
こんにちは、レザーマイスター
のnobです。
ラムレザーは柔らかいのでなじみが
早いです。どのような部分に緩み
が出てくるのかアイテム別に
解説します。
ラムレザーは柔らかくてしなやかで吸い付くような質感が特徴です。

- 柔らかいレザーって伸びると聞くけど本当なの?
- 伸びるって全部が伸びちゃうの?
- どこが伸びるの?
- 伸びるとダメになっちゃうの?
そんな疑問をお持ちの方にむけて書いています。
ラムレザーは体温と動きによって緩みが出てきます。
可動域に合わせて緩む「なじむ」のでジャケットやコートなら肩甲骨からウエストにかけて、ボトムスならヒウエストやヒップまわりが「なじみ」ます。

これであなたもレザーウエアの
サイズに迷わなくなりますよん♪
ラムレザー|伸びる部分は一箇所だけ。これを知っているとサイズ選びで失敗しない!
それではラムレザーはどういう状態だと伸びる(なじむ)のでしょう。
①ラムレザーの伸びる条件
ラムレザーは置いておくだけで伸びたりはしません。
- 強い力で引っ張るなど物理的に力を加える
- 体温が加わると柔らかくなり伸びる(なじむ)
- 動きがあると伸びる(なじむ)
②ラムレザーウエアならどこが伸びる?
①の伸びる条件にもあるように、体温が入り動く場所が伸びるのです。
アイテムごとにどの部分が伸びやすいか解説します。
ジャケット・コート
背中面が緩む
一番緩みが出るのが背中面の肩甲骨周辺からウエストのあたり。
人間は前方向に動くだけでなく、腕を使うので肩甲骨が左右に広がるわけです。
ラムレザージャケットは着用していくと、胸回りの寸法(背中面)が大きくなっていくのでぴったり目をオススメしています。
肘
腕の曲げ伸ばしがあるのでよく動く場所です。
肘を出さないためには、袖に一定のゆとりを持たせたサイズをオススメします。
レザーパンツ
ウエスト
下半身は特に動きがありますのでウエストは必ず伸びて緩くなります。
できればベルトループのあるデザインをオススメします。
多少大きくなってもベルトで調整できるからです。
ヒップ
腰の曲げ伸ばしや足の上げ下ろしの要になりますのでヒップには緩みが出ます。
レザーパンツはヒップで穿くと言われるぐらいなのでできればヒップがぴったりしたサイズをオススメします。
膝(ひざ) ←ポイント
曲げ伸ばしがあるので膝は伸びてきます。
膝が極端に膝が出てしまうとシルエットが崩れます。
出てしまった部分は戻せません。
レザーパンツでしゃがまない、正座をしない、これは鉄則です。
試着時の注意
時々お客様でレザーパンツを試着され屈伸運動をする方がいます。
はき心地を確認されたいのだと思いますが「絶対にNG」です
商品にダメージを与え、次のお客様にその商品をご案内ができません。
ルール違反だということを頭の隅に入れておいてください。
因みにレザー手袋を試しにつけてグー✊にするのもNGです。
レザースカート
ウエスト
パンツと同様ウエストは大きくなります。
初めから大きめを選んでしまうと緩みが出てきて、スカートが気付かぬうちに回ってしまいます。
ジャストサイズが少しきつめを選びましょう。
ヒップ
動く部分ですので緩みが出ます。
ヒップがきれいに見えるサイズがオススメですので試着の時には後ろ姿も確認してください。
まとめ
ラムレザーは柔らかくてしなやかな素材です。
体温や動きで程よく伸びなじんできます。
ラムレザーの大きな特徴です。
良いラムレザーの場合は少しぴったり目を選ぶと着用するごとになじみ、オーダーしたかのようにカラダに合ってきます。
そのように楽しめる素材はラムレザーだけです。
ただし、ちょっとだけ注意が必要です。
ランクの低いラムレザーは着こむと柔らかくはなりますが、素材がダレてきます。
くたびれた感じ。
ランクの高いラムはとても良いアジになり、あなただけの1点に変化していきます。
専門の人でないと見極めは難しい。
それだからこそ、レザーを専門に扱う会社、レザー専門のスタッフから選ぶことが大事。
失敗しないための条件だと思います。
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