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こんにちは
レザーマイスターの
nobです
今日は「レザーのカビの原因」
について解説しますね
- レザーのカビの原因が知りたい方
- レザーにカビを生やさないためにどうしたらいいかを知りたい方
カビの原因は
- 湿気
- 汚れ
カビのそもそもの原因がわかれば予防策は簡単。
生える環境を取り除ければいいのです。
全国の大手百貨店でオリジナルブランド『nobstyle』を展開中。
レザーマイスターとして全国の百貨店出向きお客様にご紹介しています。
ショップチャンネルにも出演。
[レザーの商品開発][レザー専門の営業から販売]両方の業務に30年以上携わっている人はいないので知識や経験においては日本でもトップクラスだと思います。
そんな私がラムレザーの豆知識やメンテナンス、お客様のお悩みについても書いていきいと思います。ぜひ参考にしてみてください。
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レザーのカビの原因|知っておけば防ぐことも簡単!レザーのプロが解説
カビ発生の原因はふたつです。
湿気と汚れ(カビの栄養になる)
ひとつずつ解説していきますね。
湿気
クローゼット・押入れでの革ジャンなどの革衣類、玄関・下駄箱での革靴、保管場所は、湿気が溜まりやすく、カビ発生リスクの高い場所となります。
このような情報は多いのですが、これをそのまま解釈すると湿度の高い日本においては保管場所がない、ということになります。
同じクローゼットでも適した場所、適さない場所がある。
ということで、場所ごとに少し加えて書きたいと思います。
部屋
地下や低地など湿度がたまりやすい部屋よりも2階など風通しのある空間の方がカビのリスクが少なくなります。
クローゼットやタンス
クローゼットにも位置がありますよね。
奥の方にギュウギュウに入れたら皮革だけでなく生地でもカビやすくなります。
普段から使う場所(中央近く)であれば開け閉めの度に風が通るので保管場所としては適しています。
下駄箱
クローゼットと同じです。
下駄箱は毎日開け閉めするので、さほど事故は起きていないはずです。
しばらく締め切っている下駄箱ならば、皮革だけでなく他の素材にもカビが発生する可能性があるので時々下駄箱の扉を開けて空気を流してあげれば湿気は軽減します。
ビニール袋(ナイロン)
一般情報にはほとんどないのですが、ビニール袋をかけて保管すると湿気がたまります。
かならず外してください。
クリーニング店でも店舗でも汚れが付かないようにビニール袋(ナイロン)にいれますが、しまう時には外してください。
次は汚れについて説明します。
汚れ(カビの栄養源)
皮革製品に発生するカビの栄養源には下記のようなものがあります。
皮脂汚れ・フケ
汗
ホコリ
食べこぼしなどの汚れ
革のタンパク質
革用クリーム
これらを避けようとしたら着用できません。
こちらも少し解説します。
皮脂・フケ・汗
着用していたら避けられないものです。
皮脂は皮革にとって決して悪いものではありません。
普段より、汗を沢山かいた、皮脂がいっぱいついた、フケが沢山出た、そんな時にちょっと気にしていただければいいだけです。
ホコリ
ホコリは気にしなくていいです。
のちほど防ぎ方を解説しますので、それさえやっていれば全く問題ありません。
食べこぼしなどの汚れ
一番の原因は『食べこぼしの汚れ』ではないかと思います。
食料品もカビますから、レザーがカビるというよりは付着した食べ物がカビる、そんなイメージです。
革のタンパク質
革(皮膚)はタンパク質からできていますから原因のひとつではありますが、気にする点ではありません。
革用クリーム
革用クリームの油分はカビの栄養にはなってしまうので、やりすぎ、はカビの原因になります。
素材の種類・仕上げ方、により革クリームが必要な場合、そうでない場合に分かれます。
必要ない素材に対して過度に手を入れてしまうことによるトラブルは非常に多い。
これはどこに行ってもお伝えしていることですが、
「皮革はお手入れが重要神話」
正解ではないんです。
では、私たちはどうやってカビから衣服を守れば良いのでしょうか?
ポイントは『条件を取り除く』のではなく『条件を与えない』ことです。
長期保管する前に・・・
さほど心配のない場所であれば「乾いたタオルで全体を軽く拭く」
少し気になる場所であれば「硬く絞ったタオルで軽く全体を拭き」汚れを落とします。
絞ったタオルを使用した方はしっかり自然乾燥してから、クローゼット等に保管しましょう。
乾燥せずにしまってしまうと、カビの原因となってしまいます。
※神経質に考えないでくださいね。
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私のレザージャケットやコートは
拭くことすらしていませんが
一度もカビが生えたことがありません
革用クリームもカビの原因に
革用クリームで適切にお手入れは必要ですが、塗りすぎるとクリームの油分がカビの栄養になってしまいます。
少量で薄く伸ばして使用しましょう。
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乾燥しそうな皮革はクリームが必要ですが
しなやかなレザーは必要ない、といって過言
ではありません
私のコート達、一度もクリームを塗らなくても
しっとり柔らかいのでクリームのお手入れが
必要かどうかは素材によるのです
詰め込みすぎない
衣類を詰め込み過ぎめると、空気が循環せず湿気がこもってしまいます。
衣類の間隔を開けて、通気性を良くしましょう。
もしカビが生えてしまった場合の対処法はコチラに詳しく書いていますので参考にしてみてくださいね。
まとめ
カビはカビの栄養源と環境を作らなけれはいいのです
地下や低地ではなく普通の空間で保管
クローゼットやタンスの場合奥にギュウギュウに入れずに手前の普段使っている場所に掛ける
ビニール袋に掛けない
汗・皮脂・食べこぼしなど気になった場合は乾いたタオルで拭く
クリームなどを塗り過ぎない
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特別な事ではなく、生地の洋服と同じことなのです
生地は目立たないだけ
ちなみにyuccaのレザーではカビの事故を聞いたことが
ありません
どこのレザーを選ぶかも結構重要です
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