
こんにちは、レザーマイスターnob
です
「レザーコートって案外寒いのよね」
と言われることが時々あります

確かに…ちょっと冷たい感じ
がするかも。

そもそも皆さん、レザー=温かい
って思いこんでいるのです
レザーは風を通さないというのが
特徴です

「風を通さない」という特徴を
生かしコートの下に薄いダウンを着用
するととても温かく体温が守られます
ジャケットは上からコートを着ると
最強です!
このブログでは
- レザーコートは冬のアウターとしては寒いのか暖かいのか知りたい
- レザーは冬に着ると冷たいので真冬にどうやって着ればいいのかわからない
と思っている方に向けて書いています。

でもちょっと待って~
レザーは着方によってダウンより
軽く、そして暖かく感じます。
レザーコート(ジャケット)を温かく着るには2つのパターンがあります。
- レザーコートの下に薄い衣類を重ねて空気の層を作る方法
- レザージャケットをコートの下に着る方法
つまり…風を通さないレザーコート(ジャケット)を使った薄着の重ね着は、空気の層ができ、暖かいのです。
薄着の重ね着メリットは2つ
- 薄着の重ね着なので軽くて楽ちん。
- 薄着の重ね着なので細かな体温調節が可能。
このブログでは専門家が実践する「レザーを温かく着こなす方法」をお教えしたいと思います。
レザーコートは寒い?プロが実践する暖かく着るための裏ワザを公開
レザーコート(ジャケット)が寒い(冷たい)たったひとつの理由
そもそもレザーは吸着熱(※1)に優れた発熱素材なので素材そのものは暖かいのです。
※1 人体から発生した水蒸気を吸収すると熱を発生し暖かく感じること
㈶日本皮革産業連合会の資料より引用
しかしレザー(特にウエア用)は素材が薄いので外気温が低いと冷たく感じるのです。
レザーは風を通さず発熱性がある素材なので、外の温度を直接肌に伝わらないようにすることで暖かく着ることが可能。
寒いからといってモコモコ着るのは肩が凝るし外と室内の温度差にも対応が難しい。
私たち、プロが実践するレザーコートを暖かくすっきりと着こなすための裏ワザを公開します。
レザーコートを暖かく着こなす裏ワザ
①基本的なところから…肌着を工夫する(例えば極暖など)
ユニクロのヒートテックやワコールの極暖のようなもの。
ヒートテックでは薄いかもしれません。
②断然違います…セーターをウール→カシミヤにする
ウールよりカシミヤの方が断然温かいので冬場はオススメです。
カシミヤ100%は暖かい&乾燥しがちな肌に優しい。
ちなみに、これは私の主観ですが、50代以上はハイネック(首の途中までの高さ)は老けて見えます。
Vネックかタートルネックがファッション的にはオススメ。
首が短いから…という方も実はタートルの方が長く見えます。
ダークになりがちな冬はこんな色もきれいですよね。
③最近知られるようになった、インナーダウンや中綿をコート下に着る
インナーダウンの上にレザーコートを着る=「風をまったく通さないダウンを着ている状態」
薄着の重ね着はカラダを圧迫することなく暖かいので、ストレスが軽減されます。
ダウンベスト
袖がないと寒い方は長袖のインナーダウン
ユニセックス 10色 5サイズ展開
インナーダウンとして何色か持っていてもいいですね。
インナーダウンの着丈はヒップ丈ぐらいで十分です。
そしてズボン下を1枚プラスしてカバー。
レザージャケットを暖かく着こなす裏ワザ
①ジャケットをコート下に着てしまう
薄手のセーターの上にレザージャケットを着て、その上にコートを羽織る。
この場合のコートは軽い薄手のもので十分。
これ、あまり知られていませんが、レザーの専門家は結構やっている着方です。

それって窮屈じゃない?

レザーは滑りがいいからスルッと
コートが着れちゃうのです
窮屈感はなし
体温を逃さないので暖かい
プロが実践している裏ワザです
冬場にレザーコートやジャケットを使うメリット
外は寒くても建物や電車の中では暖房が効いていて暑いことが多いですよね。
そんなときでも薄着の重ね着をしていると細かく体温調節が可能なんです。
薄手のセーターにダウン着用の場合に困ること(外気温と室温に差がある場合)
- ダウンを着ていると場所によっては暑い(電車の中、お店の中、動いた時、ホットフラッシュなど)。
- ダウンの下は薄手のセーターなので脱ぐと寒い。
- ダウンコートそのものが荷物になる。
ダウンはそのものが暖かいので調整が利かず、着ていると暑い、脱ぐと寒いといったように極端なのです。
※ダウンコートをウールコートに置き換えても同じことが言えます。
レザーを加えた薄着の重ね着の優れているところ(外気温と室温に差がある場合)
レザーコート+インナーダウン着用時に室内が暑かった場合の調節方法
- レザーコートを脱ぐ。
- インナーダウンを脱ぐ。
コート下にレザージャケットを着ているときに室内が暑かった場合の調節方法
- レザージャケットを脱ぐ。
- コートを脱ぐ。
どちらも体温調節をするための手段がいくつかありますよね。
そしてレザーコートもジャケットも上質なラムレザーの場合小さくまとまるので荷物にならないのです。
私のコートはこんな風になります↓。
薄着の重ね着のメリット
- 薄着の重ね着=軽い ので肩がこらない。
- 一枚一枚の間に空気の層ができ体温をキープするので暖かい。
- 脱ぎ着によって微妙な体温調節が可能。
薄着の重ね着にレザーを加えることのメリット
- 風を通さないので風による体感温度の低下を防ぐ。
- 風を通さないので体温を外に逃がしにくい。
- 吸着熱が高いので人体の湿気を吸収して発熱してくれるので暖かい。
- 吸湿性・放湿性に優れているのでムレたりしない(財団法人日本皮革産業連合会の資料から引用)
まとめ 工夫してレザーウエアを着用すると寒いどころか超暖かい
レザーは風を通さないという特性を生かし薄着の重ね着をすると暖かい。
極暖のように暖か仕様の肌着を選ぶ。
ウールをカシミヤにする。
インナーダウンを着用する。
ジャケットの場合はセーターを薄手にし、上からコートを着る。
薄着の重ね着にたり、空気の層ができるため外の寒さ、建物の室温、電車の中の温度に合わせて少しずつ体温調整が可能なのです。
信じられない着方もあるかもしれませんが騙されたと思ってトライしてみてください。
薄着の重ね着ができるレザーの条件
薄くて柔らかい素材を選んでください。
例えばJHA-JHAレザーはとても軽い。
脱いでもかさばらないし、重ね着をしてもゴワゴワせずに暖かく過ごせます。
どうぞ試してみてください。